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スニーカー保管・メンテ

スニーカー保管の基礎知識:シリカゲルの交換タイミング

スニーカー加水分解の予防として、シューズ保管パックで密閉し中にシリカゲルを入れている方も多いと思いますが、空気中の水蒸気が徐々にパック内に浸透するため防湿効果は徐々に弱まっていきます。本記事ではシリカゲルの交換タイミングの一例をご紹介。

シリカゲルの入れ替えタイミング

保管パックは完全に水蒸気の侵入を防ぐわけではなく、シリカゲルの吸湿量もそのうち限界がきますので、適度なタイミングでシリカゲルを入れ替えて湿度が低い状態を保つ必要があります。
基本的には、入れ替えタイミングがわかりやすい色付きシリカゲル(色が青からピンクに変わると入れ替え時期)を使ってタイミングを見定めていけばいいんですが、定期的に色をチェックするのも面倒なので、だいたいの交換目安時期を下図で示しておきます。

※ 保管パックはマーキープレイヤー、シリカゲルは保管パック1個あたり大さじ8杯分の分量を使用して検証

保管パックの種類やシリカゲルの量にも影響を受けるので一概には言えませんが、夏の間は1ヵ月おきにシリカゲルを交換するのがオススメ。保管場所の湿度が高ければ高いほど、保管パックの中への水分の浸透も早くなります。秋から春にかけては1~2回ほど入れ替えれば十分。保管場所の湿度が低く保たれていれば、半年くらい持つこともありますね。

私は、保管パック1個あたり大さじ8杯分くらいのシリカゲルを使っています。保管パックは水分透過度が低く防湿性能が高いものを利用してます。それでも夏場は1ヵ月くらいでシリカゲルが吸湿限界になっちゃいますね。

シリカゲルの選び方

湿度コントロールにはシリカゲルの選び方も重要。シリカゲルには吸湿性が異なるA型とB型の2種類が存在し、B型はスニーカー保管用には向かないので、A型シリカゲルを使う必要があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

オススメのシューズ保管パック

また、スニーカー保管パックやフィルムは、使われている素材によって防湿性能が大きく変わってきます。保管時に湿度を低く保つには水蒸気の透過度が低い素材が使われている商品を選ぶ必要がありますので、以下の記事で紹介しています。

というわけで、加水分解対策は意外と知識が要りますしシリカゲル交換も結構面倒ですが、がんばっていきましょう。

ちなみに、シューズインクローゼットやシューズロッカーの湿気対策として湿気取りをいくつか置いておきましょう。常備しておくと便利です。Amazonで安く買えます。


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