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抽選ロジック

Base抽選の仕組みを解説:同一氏名・住所で応募しても当選するの?

Eコマースプラットフォーム「Base」を利用してSBダンクを抽選販売するお店が増えてきましたね。「応募は同一世帯につき1回まで」という条件が入るお店もありますが、同一世帯で応募するとどうなるのか、また、同姓同名/住所の場合にどう取り扱われるのか、今回はBaseの抽選仕様の観点から見ていきたいと思います。

Base抽選とは

スケボーショップを中心に展開されるSBダンク。みんな、SBダンク大好物ですよね。新作発売のたびにワクワクします。全然当たらないけど( ゚Д゚)
SBダンクの販売は、以前は店頭抽選やWEB先着販売が主流でしたが、最近はコロナの影響でWEB抽選方式が増えています。独自のシステムを利用しているショップもありますが、お手軽なネットショップ「Base」の抽選システムを利用するショップも多く、今では、FTC、MORTAR、BatsuなどがBase抽選を利用しています。


Baseの抽選システムは無料で利用することができ、自動的に仮当選者を選んでくれる手軽さもありますのでショップ側の負担が少ないのが特徴でです。ユーザーとしても、WEB抽選なら全国どこからでも参加できますし、抽選参加が低くなるという点ではメリットがありますよね。

Base抽選の仕組み

Base抽選の流れは、「機械的なランダム抽選」→「手作業での最終確定」という2ステップで進みます。1アカウントでの複数応募を目論んでいる人も多いと思いますが、複数応募時にどのような挙動になるのか、Base抽選システムの仕様面から見ていきます。

機能概要

Baseの公式サイトでは、抽選システムについて以下のように説明されています。

  • 抽選で当選者にのみ商品を販売することができます
  • 落選者を選択することができるので買い占め防止に役立てることが可能です
  • 当選者が確定したタイミングで自動で注文が行われます
  • 自動で送信される当選メール、落選メールの内容を編集することができます

まあ、これだけでは詳細が全然わかりませんので、実際にBase抽選を利用するときのステップに沿って説明していきます。

STEP1: 抽選販売アプリをインストール

Baseでは抽選販売用のアプリが用意されており、自分のショップにアプリを追加するだけで抽選機能を使えるようになっています。スマホにアプロをインストールする感覚と同じです。ほぼワンクリックで終わります。

STEP2: 商品管理ページから抽選商品を作成

次に、商品情報を登録します。登録できる情報は以下の通りです。

  • 商品名
  • 商品画像
  • 商品説明
  • 価格(税込)
  • 税率
  • 在庫と種類
  • 表示・公開(商品一覧に表示させるか否かの設定です)

このステップでの着目点は、一部ショップの抽選規約に記載がある「同一世帯で1回の応募に限定する」という設定は無いってことですね。
なお、抽選システムを利用する場合、購入者の支払い方法はクレジットカード決済のみになります。

STEP3: 応募開始日時、応募締切日時、抽選結果発表日時を設定

次に、抽選の日程を決める設定を行います。項目は以下3つ。

  • 応募開始日時
  • 応募締切日時
  • 抽選結果発表日時

このステップでも、「同一世帯で1回の応募に限定する」という設定はできません。つまり、同一世帯うんぬんは、あくまでショップ独自のルールであり抽選システムに機能として実装されているわけではないってことですね。

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STEP4: 応募締切日時を過ぎると仮当選が自動で決定

設定した応募締切日時を過ぎると、応募者の中から自動的に仮当選者が選出されます。これは機械的なランダム抽選になっています。


これは実際の抽選結果の画面です。仮当選者が一覧化される仕様になっており、その一覧上には氏名しか表示されません。また、落選した応募者は一切表示されません。
この抽選は応募者の中から完全にランダムで選ばれるため、たとえ同姓同名、同一住所で複数回応募しても、それを理由に機械抽選から弾かれることはありません。
ただし、理由は後述しますが、何回でも自由に応募できるわけではないので、複数回応募するにも限度はあります。


リスト上で仮当選者を選択すると、その応募者の詳細情報が参照できるようになっています。参照できるのは、応募者が画面で入力した個人情報です。クレジットカード番号は表示されません。

STEP5: 仮当選の中から落選を選択

設定した当選通知日時の1時間前まで、仮当選者の中から落選させる人を選べるようになっています。仮当選者の中に不正応募に該当する人がいた場合は、このステップで除外されます。

STEP6: 抽選結果発表日時で当選が確定し自動で注文

当選通知日時を迎えると当選者及び落選者に自動的にメールが送信されると同時に、当選者の注文が確定します。

複数応募は

ここまでの話を踏まえ、同姓同名・同一住所で複数応募したときにどうなるのか解説していきます。
上で述べた抽選プロセスをシンプルにすると、冒頭でも述べましたが、

  1. Baseシステムによる機械抽選(完全ランダム)で仮当選者が決まる
  2. ショップスタッフが仮当選者をチェックし重複応募等を除く

となります。

機械抽選は数撃ちゃ当たる

まず、最初の機械抽選はエントリーした者勝ちの世界。応募した数だけ抽選に参加できますので、基本的には暇な人ほど有利になります。ただし、同一クレジットカードは一回しか使えません。


複数回使おうとすると、上のようなエラーメッセージが出て応募できませんので、基本的にはクレジットカード保有枚数分しか応募できないことになります。

なお、応募者名とクレジットカード名義は一致させておきましょう。

名前の相違がある状態で応募すると、上のように、カードが拒否されることがあります。

スタッフによる重複チェック有無は運用次第

次に、仮当選者が決定された後に、不正応募等を店舗スタッフがチェックする訳ですが、このチェックがしっかり機能するかどうかはお店次第。仮当選者を一覧形式で確認する機能がないため、足数が多いモデルだとチェックが非常に手間ですし、仮当選から本当選発表までに十分な時間を取っていない場合は時間的な制約でチェックできないことも。
ですので、このステップは各ショップの不正応募への姿勢が問われる部分ですね。

で、結局どうなの?

最後になりますが、結局のところ同一氏名・住所で複数応募したらどうなるのか。答えとしては、どれだけ複数応募してもショップスタッフの目視チェックの段階で1個だけ勝ち残っていれば問題ない、となりますね。近年のスニーカーブームで当選倍率が非常に高くなっていることを踏まえると、最初の機械抽選が最難関。ですので、ルール無用でガンガン応募する人には勝てないです。(なお、バグ利用に該当するためここでは書きませんが、特定条件を満たすと同一クレジットカードで何回も応募できます。)

最後に、この記事はお店側が設定したルールを破ることを推奨しているわけではなく、あくまでシステム仕様の観点で書いていますので、誤解がないようにお願いします。みんな、ルールは守ろうね!

ちなみに、スニーカーの当選倍率(足数÷応募総数)は、モデルによってかなりの差がありますが、全般的にえげつないです。こういう数字が出回ることは滅多にないですが、、手動で複数応募したところで焼石に水、ですよ。

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